専門家コラム

第6回/聖域をつくらない

家事セラピスト

イエノコト株式会社

IENOKOTO

第6回/聖域をつくらない

2014/05/14

「聖域」とは、これは捨てるべきではない、
と神聖視しているモノのことです。

だけどそれは本当に神聖なモノでしょうか?

たとえば、仕事の資料。

キャリアを積めば積むほど資料はパンパンに膨れ上がって、
ファイルばかりどんどん増え続けていませんか。

仕事のものだから。大事なものだから。
だけど全部大事なのでしょうか。

本当に必要なときにさっと取り出せる。
そしてすぐに戻せるくらいにしていかなければ、
結局はゴミと同じになってしまいますね。

これを執筆しながらドキドキ感を感じているのは、
まぎれもなく私本人です(笑)。

ほかには、思い出のモノ・記念のモノ・子どもの作品などが代表的なモノです。

捨てたら二度と手に入れることはできないと思えば思うほど、
ひと部屋を埋め尽くすくらいの量になっている方もいます。

全部はかかえきれないはずです。
自分が管理できる量、自分が扱える量を知って、暮らしていくと、
自然と暮らしが整ってくるでしょう。


「聖域」を取っ払って、
ひとつひとつのモノをもう一度よく見てください。
案外簡単にさよならできるかもしれません。
 

コラム執筆者/1級家事セラピスト 石田 ひろみ

イエノコト株式会社 プロフィール

イエノコトは暮らし方をリフォームする会社です。そこにはいつも【家事セラピスト】がいます。【家事セラピスト】はすっきりしたイエで心身すこやかに暮らすことを大切にしています。がんばりすぎず、程よく整った空間。自分らしく居心地の良い空間。いつもの暮らしがワンランク上の心地よさになるようなヒントを見つけにきてください。

⟨家事セラピストとは?⟩
家のモノとコトについてトータルに考え、クライアント(顧客)とともに行動するのが家事セラピストです。料理の専門家、掃除の専門家のように専門分化しない総合的な家事(暮らし)のプロとして、すっきりした暮らしの実現をお手伝いします。