「聖域」とは、これは捨てるべきではない、
と神聖視しているモノのことです。
だけどそれは本当に神聖なモノでしょうか?
たとえば、仕事の資料。
キャリアを積めば積むほど資料はパンパンに膨れ上がって、
ファイルばかりどんどん増え続けていませんか。
仕事のものだから。大事なものだから。
だけど全部大事なのでしょうか。
本当に必要なときにさっと取り出せる。
そしてすぐに戻せるくらいにしていかなければ、
結局はゴミと同じになってしまいますね。
これを執筆しながらドキドキ感を感じているのは、
まぎれもなく私本人です(笑)。
ほかには、思い出のモノ・記念のモノ・子どもの作品などが代表的なモノです。
捨てたら二度と手に入れることはできないと思えば思うほど、
ひと部屋を埋め尽くすくらいの量になっている方もいます。
全部はかかえきれないはずです。
自分が管理できる量、自分が扱える量を知って、暮らしていくと、
自然と暮らしが整ってくるでしょう。
「聖域」を取っ払って、
ひとつひとつのモノをもう一度よく見てください。
案外簡単にさよならできるかもしれません。
コラム執筆者/1級家事セラピスト 石田 ひろみ