専門家コラム

第5回/ストレスと子宮の意外なカンケイ

看護師セラピスト・おまたマスター

右藤 めぐみ

UTO MEGUMI

第5回/ストレスと子宮の意外なカンケイ

2014/06/01

みなさま、こんにちは!看護師セラピスト・おまたマスターの右藤めぐみです。

今回は、女性にとって大敵な“ストレス”のお話しです。

ストレスと子宮の関係性はご存知ですか?

ストレス太りなんて言葉があるとおり、
仕事、人間関係、睡眠不足、疲労…
ストレスがたまると
明らかに私たちの健康と美を蝕みます。


ストレスがよくないものと誰もが分かっているはずなのに、
女性たちの多くが驚くほどストレスケアへの関心が低くかったり、
後回しになっていませんか。

お肌のケアは入念にするのに、
ストレスケアは二の次なんてないですか?


また、無意識に自らストレスを課していることがあります。

例えば、若い方にみられる
「食べないダイエット」も実は大きなストレス。

感情で言うと
●不安や心配心、極度な緊張。
●カッとしたりイライラしたり、ひどく怒りを感じたり。


慢性的にストレスを体に与え続けていると、
ストレスに対抗する脳にある視床下部が疲れてきてしまいます。


すると、脳にある視床下部から
脳下垂体、卵巣へ刺激を伝達するホルモンが放出されなくなり、
卵巣ホルモンや甲状腺ホルモンといった女性の美、
生理に大きな影響力のあるホルモンまで乱れてきます。



ダイエットし過ぎて生理が止まった!
あまりの精神的ショックで生理が止まった・遅れた!
という話しを聞いたことがありませんか?

ストレスは脳からのホルモン分泌指令を弱めてしまうのです。

ホルモンバランスが乱れると生理や体重体調を管理できなくなるだけでなく、
睡眠障害やうつ症状、貧血なども伴うようになります。

その結果、卵巣年齢を早く老化させてしまうことも。


何回もお伝えしていますが(^^)
女性ホルモンは食べて作られます。
食べることで基礎代謝も上がり痩せやすくなります。
ポイントは、質と組み合わせ、食べ方なのです。
無理なダイエットは卒業しましょうね☆


また、ストレスがかかると筋肉が緊張して血管が収縮します。
すると、血液の通り道が狭くなり、
温かい血液をすみずみにまで行き渡らせることができなくなるので、
冷えに弱い体に。

それが子宮の冷えを促し、子宮の機能の低下を生み、
さまざまな婦人科系疾患の元になると考えられています。


特に子宮まわりは、
視床下部に及ぼす感情ストレスとも深く関係しているというわけなのです!

だから、あまりくよくよしないで、
日々ポジティブにHAPPYなマインドで過ごすほうがいいみたいですね!

そして規則正しいリズムで生活を送ることを心がけてくださいね。



【☆右藤流ストレスケアのオススメ

①海や山、森林があるスポットで
思いっきり深呼吸&穏やかに身をゆだねる


②思いっきり泣けるような映画や音楽で心身をスッキリ浄化させる


③女性ホルモンの分泌を促すといわれるピンク色を、
パジャマやシーツ、入浴剤など体が直接触れるものに取り入れる


④植物の手入れをしたり、ペットのケアをしたりなど、
手をかけることをしてみる


⑤固い食べ物(例:乾パンなど)をひたすらよく噛む


⑥カモミールティやルイボスティーなどのハーブティを常飲する


⑦好きな俳優さん、タレント・アイドルさんを見て胸キュンする(笑)



みなさん、ストレスを減らして、
子宮もじぶんも、やさしくはぐくみましょう♡











右藤 めぐみ プロフィール

看護師資格を持つセラピスト。看護師として10年、外科病棟や産婦人科で医療の経験を積み、特に女性特有の疾患で苦しんでいる患者様と接する中で、女性のケアが求められていると感じるとともに、このようなサービスを通じ女性の立場に立ち、女性が健康で幸せに過ごせるケアを心がけています。