専門家コラム

第61回/年末年始の過ごし方

家事セラピスト

イエノコト株式会社

IENOKOTO

第61回/年末年始の過ごし方

2018/12/15

もう何度年末年始を迎えたでしょうか?
あと何度迎えることができるのでしょうか?

 

私は商売の家に生まれたので、大みそかの夜まで両親が働く姿がいちばん記憶の中にあります。
年末は仕事の最中に母がそうじを何度かに分けてやり、忙しい中で当たり前に年賀状を書き、お付き合いで買ったクリスマスケーキが何個も並び、飾り餅を飾り、しめ縄を飾り、大みそかの夜遅くに紅白を見ながら年越しそばを食べる。

 

新年の朝は、家族そろって、神棚と仏壇に手を合わせ、雑煮をつくり、お屠蘇を飲んで、一年の抱負をひとりずつ発表。そのあとにお年玉をもらい、初詣に近所の神社へ参拝に出かける。
おせちは料理上手な叔母がいつも作ってくれていたので、母は助かっていたようです。

 

そんな年末年始を子どもの頃に過ごしていて、あたりまえのように年末年始がやってきていたように思いますが、実家を離れ、親になり、人生の半分が過ぎようとしている今、もう一度しっかりと年末年始を意識しながら味わいたいな、と思い始めました。

 

おおそうじはなぜするのか。しめ縄の意味は?
意味をちゃんと知ることで、日本の文化のすばらしさが見えてきて、気持ちが引き締まる気がします。

 

1月は「睦月」家族が仲睦まじく過ごす様子を表しています。
言葉の通り新しい年が家族仲良く、健康で、楽しくすごせたらいいな、と思います。家の中がうまくいっていれば、外ででもうまくいくはず。

 

どうか皆様も新しい年がすばらしい一年になりますようお祈り申し上げます。
素敵な年末年始をお過ごしください。

 

一級家事セラピスト 石田ひろみ

イエノコト株式会社 プロフィール

イエノコトは暮らし方をリフォームする会社です。そこにはいつも【家事セラピスト】がいます。【家事セラピスト】はすっきりしたイエで心身すこやかに暮らすことを大切にしています。がんばりすぎず、程よく整った空間。自分らしく居心地の良い空間。いつもの暮らしがワンランク上の心地よさになるようなヒントを見つけにきてください。

⟨家事セラピストとは?⟩
家のモノとコトについてトータルに考え、クライアント(顧客)とともに行動するのが家事セラピストです。料理の専門家、掃除の専門家のように専門分化しない総合的な家事(暮らし)のプロとして、すっきりした暮らしの実現をお手伝いします。