専門家コラム

第3回/冷えっ子女子をあっためる!「食」についてのお話

看護師セラピスト・おまたマスター

右藤 めぐみ

UTO MEGUMI

第3回/冷えっ子女子をあっためる!「食」についてのお話

2014/03/01

みなさま、こんにちは!看護師セラピスト・おまたマスターの右藤めぐみです。

前回の「何歳から冷え症になったんだろう?」はいかがでしたか?

「冷え」は遺伝でも、生まれ持った体質でもなく、
「日々の日常生活によるもの」というお話しでしたね。

これからは、その原因を作っている要因についての
具体的なお話と対応策シリーズになります。

コレを知ってると、知らないのとでは数年後に歴然とした違いが・・・。
賢く、健やかな子宮美人をめざしましょう♪

今回は、冷えっ子女子が気をつけたい日常生活の「」についてのお話です。

ポイントは2つ!
①「食性」を知って、冷え性を寄せつけない!!
②体を温める食物と、冷やす食物を使い分ける!!


東洋医学では「すべての食べ物には陰と陽がある」と考え
体を内側から冷やす「陰性」の食べ物
体を内側から温める「陽性」の食べ物
陽性でも陰性でもない「中庸」の3つに分類されます。

簡単に言うと
冷え性の人には陽性の食物を多めに、陰性のものを少なめに摂るということです。
また陽性の食品を食べると、体が温まるだけでなく、
いったん冷えても体温が回復しやすくなるというデーターもあります。

冷えっ子女子のみなさん、こんなお食事摂ってませんか??

□朝はスムージーのみ
□1日1回は甘いもの(白砂糖)を摂る
□チーズやヨーグルトなどの乳製品
□パンやパスタや白米などの精製された炭水化物
□清涼飲料水
□生野菜サラダ、甘いフルーツ
□常温以下の食べ物、飲み物

上記の物は全て「陰性」・・・つまり体を冷やす食べ物なのです。

知らず知らずのうちに、せっせと冷えに栄養を与えていたわけなのです。
どんなにホッカイロや湯たんぽ・靴下などで外から温めても、
体の中が冷たくては効果がありません。

陽性の食品をとって食べ物から得るエネルギーで体を温めて、
体質を変えることが大切です。
これを「食養生」といいます。

よく燃えて、体を温めてくれるような食材を取っていくことで、
冷えのつらさも徐々に改善されてきますよ☆

【陽性の食べ物と特徴】
・寒い、涼しい土地、気候にとれるもの
・かたいもの、水分の少ないもの
・地下でまっすぐ下にのびる植物
・煮るのに時間のかかるもの
・熱するとむしろ硬くなるもの
●根菜類(こんにゃく、ごぼう、人参、山芋、蓮根、かぼちゃ)
●自然塩
●みそ、しょうゆ、梅干、たくあん
●生姜
●番茶、ほうじ茶、タンポポコーヒー、ヨモギ茶
●ひじき、のり     など

【中庸の食べ物】
・米、むぎ、きび、ひえ、あわなど精白度の低い穀物
・ジャガ芋、さつま芋、里芋
・あずき、黒豆、大豆、豆乳、湯葉、えんどう豆、そら豆

【陰性の食べ物と特徴】
・科学的に合成されたもの
・精製されて色が白いもの
・暑い、暖かい土地、気候にとれるもの
・やわらかいもの、水分の多いもの
・地上で真っ直ぐ上に伸びるもの
・熱すると軟らかくなるもの
●夏に収穫される野菜(トマト・キュウリ・ナス・ほうれん草)
●トロピカルフルーツ(熱帯の果物、マンゴー・バナナ・レモン・パイナップル)
●お茶(とくに玉露)
●コーヒー
●合成甘味料、食品添加物、砂糖
●牛乳、アイスクリーム
●白いご飯やパン、うどんなど
●精製油
●タバコ

大切なのは、食性を利用して、食のバランスをとることです。
冷え性だからといって、体を温めるものだけ食べればいいわけではありませんよね。
食べ物は、体を温める、冷やすという役割のほかにも、健康の維持増進に大切な栄養素の源となるものです。

例えば、ほうれん草は食性としは、陰性に分類されていますが、
栄養的には鉄分を多く含む食材でもあり、貧血、冷え性の人にとっては摂取すべき食材です。

大根という食材そのものは陰性の食材ですが、
煮物や鍋物の具として温めて食べれば、”冷やさないもの”になり、
さらに温める食材の生姜(しょうが)やねぎを加えて調理すれば、”体を温める料理”になるのです。

続けて大量に摂取しないとか、
サラダ(冷)ではなくスープ(温)にするといったように摂取の方法を工夫をすればOKです。

毎日の食材を少しだけ見直して
“旬の食材”
”体を冷やす食材を温める食材に替える”
”毎日の食事に体を温める食材をプラスする”

といった工夫でOKなのです。
これならあまり難しく考えずにできそうですよね♪
 
☆おまたマスター直伝 温めレシピ☆
【超簡単!温めドリンク】
①シンプルな生姜湯 
 生姜の皮を剥いて、うすくスライスして5枚くらいマグカップに入れて熱湯を注ぎます。
 黒砂糖か蜂蜜をいれて10分ぐらい放置して出来上がり♪(←簡単過ぎ^^)

②温めた豆乳にシナモンパウダーと黒砂糖か蜂蜜(←これも超簡単でしょ^^)
生姜とシナモンは最強の温め食材です!

【生姜とゴボウの佃煮】
生姜とゴボウの佃煮
材料・・・生姜50g、ゴボウ1本(約150g)、削り鰹節(1パック3g)、黒胡麻(大さじ1)、しょう油(大さじ2)、みりん(大さじ2)、酒(大さじ1)、砂糖(小さじ1)
①生姜とゴボウ1本をせん切りに。
②フライパンにサラダ油(分量外)を加え、生姜とゴボウを炒めます。
③そこに酒、みりん、しょう油、砂糖を加えて、汁気が無くなるまで炒めます。
④削り鰹節1パックと黒胡麻を③に加え、全体を混ぜたら火を止めます。
出来上がり♪
玄米ご飯にのっけたら「おいし~!」のです。

楽しく食べて、体の中から温めましょう!

冷えを体質改善したい、生理痛や生理・子宮に関する悩みなどは
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サロンでは、子宮を温めるのに最適といわれる
「よもぎ蒸し」をご用意しております。

右藤 めぐみ プロフィール

看護師資格を持つセラピスト。看護師として10年、外科病棟や産婦人科で医療の経験を積み、特に女性特有の疾患で苦しんでいる患者様と接する中で、女性のケアが求められていると感じるとともに、このようなサービスを通じ女性の立場に立ち、女性が健康で幸せに過ごせるケアを心がけています。