専門家コラム

第4回/「女性ホルモン」を作る食材のお話

看護師セラピスト・おまたマスター

右藤 めぐみ

UTO MEGUMI

第4回/「女性ホルモン」を作る食材のお話

2014/05/01

みなさま、こんにちは!看護師セラピスト・おまたマスターの右藤めぐみです。

前回は、「冷えっ子女子が気をつけたい日常生活の「食性」」についてのお話でしたね。

今回は、子宮温活に大切な「女性ホルモン」を作る食材のお話です。

女性ホルモンが適切な量で分泌されているかも、
子宮を温めるためには重要なんです。
ということで!!

「女性ホルモンアップのために油にこだわる」
これ、美女子の常識です!!

なぜならば・・・
女性ホルモンは油(コレステロール)が原料だから。
コレステロールと聞くと「太る」とか「女性に大敵!」なんてイメージで、避けてたりしませんか?
不足すると、肌や髪にツヤがなくなって生理が止まったり、トラブルが発生する人も。
逆に、女性ホルモンの元となる良質な油を摂れている人は肌や髪が美しく、生理痛も起こりにくいとか。

ちなみに、生理前は食欲が増すもの考えている人は多いですが、実は大きな間違いです。
生理を起こすエネルギーと、血液のもとになるたんぱく質、ミネラルが必要なんです。
それらが不足していると、生理前に身体がそれを補おうとするため、食欲が高まるんです。

積極的に摂りたい“良質な油”ですが、注意点があります。

油は熱を加えると酸化しやすいため、火を通さずに摂ると良いです。
オススメの摂り方と量は、
「1日でスプーン1~2杯を、サラダや納豆、お味噌汁などにかける」程度。
小腹がすいたときには、
くるみや煎り大豆、イチゴやキウイなど種ごと食べられるフルーツを食べるとOK!

過剰摂取はもちろん問題ですが、コレステロールも大切な栄養源の1つです。

なにごともバランスですね♪

〔女性は積極的に摂りたいもの〕
・植物性エストロゲン(ざくろ/大豆/小豆/厚揚げ/油揚げ/豆乳/きな粉/豆腐/納豆)
・良質なたんぱく質
・葉酸、亜鉛
・ビタミンB6、E、C
・オレイン酸(オリーブオイルなど)
・ローヤルゼリー・・・ローヤルゼリーに含まれるアセチルコリンが脳の神経伝達物質と似ているので、間脳を活性化させるそうです。

女性の身体は日々の生活で作られます。
なんとなく食べているという意識から、自分だけの身体が喜ぶ食を探すのも楽しみの1つですよ♪

右藤 めぐみ プロフィール

看護師資格を持つセラピスト。看護師として10年、外科病棟や産婦人科で医療の経験を積み、特に女性特有の疾患で苦しんでいる患者様と接する中で、女性のケアが求められていると感じるとともに、このようなサービスを通じ女性の立場に立ち、女性が健康で幸せに過ごせるケアを心がけています。