専門家コラム

第8回/女性らしさの鍵は「骨盤力」にあった!?

看護師セラピスト・おまたマスター

右藤 めぐみ

UTO MEGUMI

第8回/女性らしさの鍵は「骨盤力」にあった!?

2014/09/01

冷えっ子女子のみなさま、こんにちは!看護師セラピスト・おまたマスターの右藤めぐみです。

前回は「骨盤底筋群」のゆるみが、
おもらし生理や冷え性に影響しているというお話しでしたね。

もう少しこのお話しをしたいなと思います。

骨盤底筋群とは、
骨盤の底で膀胱や子宮・直腸などが下がらないように支えている筋肉群の事。
体の奥深くにあるのであまり意識されませんが、
女性の体にとってはとっても重要な臓器です。

20歳を過ぎる頃から少しずつ衰えていくと言われています。

特に
デスクワークが多い
高いヒールを履いて歩く機会が多い
日常的に運動をしていない
出産経験がある
靴底の減り方が左右で差がある
慢性の生理痛がある
尿漏れした事がある


一つでも当てはまる方は
骨盤底筋群が弱くなり、
骨盤もおまたも緩みやすくなってしまいますので要注意です。

それだけではなく、
ぼっこりお腹の原因となったり、便秘気味になったり、
腰痛など慢性的な悩みを引き起こす背景に
「骨盤底筋群」の衰えが隠れているかもしれません。

さらに最近では「尿漏れ」女子も増えているとか!?
ドラッグストアで生理用品の隣に、
尿漏れパッドなどの「尿漏れ関連商品」が急激に増えているのはご存知ですか?

ちょっと運動したり、くしゃみをしたり、大笑いしただけで
「あっ!?出ちゃった」という“若い女性”が増えているのです。

“若い女性”ですよ!!(おばあちゃん達なら分かるけど…)
早い方は10代から尿漏れパッドのお世話になってるという話も聞きました。

今から緩みっぱなしでどうするんですかー!!

尿漏れだけにととまらず、子宮が外に出てしまう「子宮脱」なんて事も起こります。
今からしっかり鍛えていきましょうね!

骨盤底筋群を鍛えると良い事だらけ♪

・骨盤の動きがスムーズに
・骨盤を正しい位置に整えると、子宮や卵巣に負担がかからなくなるので、
ホルモンのバランスが整い、女性特有の悩みも改善される事に。
・美肌にも
・関連している骨や内臓の働きが活発になるので、
姿勢も良くなり、便秘や冷え性の緩和も。

◆おうちで簡単にできる骨盤底筋群の鍛え方
①イスに座った状態で、5分以上 膝と膝をくっつける
⇒みなさま気付いていますか?電車やバスに座っているとき、意外と足が開いている事を。
男性は意外とそういうところをチェックしてます!だらしないと感じたり、本能的にNGだったりするそうですよ。

②和式トイレを使おう
⇒和式トイレでかがむ姿勢は骨盤底筋を使うスクワット運動です。
お化粧室に行かれたら率先して和式トイレにGO!


「骨盤力」を高めて、内側からの魅力に磨きをかけましょう♪

右藤 めぐみ プロフィール

看護師資格を持つセラピスト。看護師として10年、外科病棟や産婦人科で医療の経験を積み、特に女性特有の疾患で苦しんでいる患者様と接する中で、女性のケアが求められていると感じるとともに、このようなサービスを通じ女性の立場に立ち、女性が健康で幸せに過ごせるケアを心がけています。