春休みが近づいてきましたね。
子どもたちにとっては、家で過ごすじかんが増える時期。大人は、いつもどおりの日常。
毎日のお風呂掃除や、くつならべに加えて、もうひとつふたつ、お願いできるので、私にとっては嬉しい季節の到来です。子どもたちの早く外へ遊びに出たい気持ちはよくわかりますが・・・。たとえ嫌がっても、家事をお願いして仕事へでかけます。
家の中のことを、住んでいる人がやる。小さくても、できることはたくさんある。自分が経験して思うことです。くつならべに、おはしならべ、雑草ぬき、ごみあつめ・・・。ほめてもらえるととってもうれしくて色々なことを試してみたかった子ども時代。
困っているときに、手伝ってほしいと、声に出して言えることは、家の中で、家事を通じて一番身につくのではないでしょうか。家から一歩外に出れば、困ったり、助けてほしい場面もでてくるでしょう。そんな時に、自分が困っている、助けてほしいと、素直に言えれば、必ず誰かが手をさしのべてくれると思います。
けれど、それが常にであってはならないと思います。そのために、自分でできることを増やしておく。自分が誰かに手を貸せることもあるかもしれない。だから今、一緒に暮らしているうちに、出来る限り子どもたちに色々なことをやってみてほしいと思っています。
おてつだいって・・・何だろう・・・と考えるとき、私はアリのお話が浮かびます。アリは働き者というけれど、全員が働き者ではない。けれど、怠けているアリだけを集めると、その中から働きアリが出てくる。というもの。私は、アリのリーダーになったなぁと思います。母と暮らしている時は、三番手、姉と暮らしている時は、二番手、家庭を持った今は、主となって家の中のことをしています。それまで主になってしていなくても、その時が来たらなんとかやれていると、アリのお話しからいつも思っていることです。(難しい言葉でいうと“働きアリの法則”というそうですね)
そばで見ていたり、時々手伝ったりしていることで、自分のステージがやってきたときには、きっとやれる。だからたとえ文句を言われようとも、しっかりと、お願いするつもりです。自分がそうしてもらったように、子どもたちが嬉しい気持ちになるような感謝の声かけや楽しいやり方を伝えることは忘れずに。そして、春休みが、けがなく元気で楽しいものであってほしいなと思います。
1級家事セラピスト 山田江美