暑い日が続きます。お天気も予報どおりではないことも多いこの頃。先日の豪雨により、日常もままならない方々が近くにたくさんおられることを思うと、ニュースを見るのもつらい毎日です。
みなさんは、何か備えをされていますか。防災というと、備蓄、家庭内の家具の転倒などの対策などがぱっと浮かびます。もちろんそれは大事ですが、本当に大事なことを忘れてはいけないと思います。何はなくとも、情報をいち早く取り入れて、命を守る行動にうつすことではないでしょうか。
今回のように被害があったところのニュースを見ると、悲しくて目をそむけたくなりますが、現状を受け止め、もし自分に災害が起こったときはどうするか、その心構えをすることが被害にあわれた方々へ、最低限、自分ができることではないかと思います。
地震や、津波、豪雨、竜巻…。これらの予兆は、土煙があがる、ゴーッという音がする、耳に異常がある、珍しい雲が出ているなど、自分の目で、耳で感じて備えることもできます。どんな種類の予兆があるのかを、知っておくことも大切ですね。
過去の震災では、災害が起きて品薄になったものを覚えていますか。マスクや、紙オムツ、簡易トイレなど、インターネットで何十倍の価格になって取引されたこともありました。これらの物は、備えがない場合、作って使用することもできます。工作が大好きなこどもたちと一緒に、普段の暮らしのなかで作ってみたり使ってみたりするのもいいですね。守りたい人をどうやって守るかを考えるときには、色々な工夫や知恵が生まれます。それは大人よりも子どもたちの方がもっと上手かもしれません。
万が一、起こってしまった非常事態の時には、少しでもストレスなく過ごせるように、強くしなやかな心を養いながら、平穏な毎日を大切に過ごしたいものです。これからまだまだ暑い夏は続きます。これから本番へ向かうところですね。皆様どうぞ、ご自愛ください。元気に実りの秋を迎えましょう。
1級 家事セラピスト 山田 江美