「人生を変えるのに必要なのは、愛ではなく、勇気なんだ。」
心理学の師が教えてくれた言葉です。
今までと同じことをしていては、同じ人生の繰り返し。
人生を変えようとするとき、人は自分の中のタブーを破り、新しい一歩を踏み出します。
かつて自分が心に決めたこと。
人によっては、誰にも頼らないことだったり、弱みを見せないことだったり。
人によっては、親に復讐することだったり、自分の人生を生きないことだったり。
まさかそんな!と思うような、かつての自分が自分を守るために決めた古いルールに沿って、わたしたちは生きています。
自分の人生を生きるために必要なのは、まず、今の自分を見ることだとわたしは思います。
どれだけ文句を言っても、嘆いても、強がってもいい。
目を開いて、今の自分を見るのです。
少し前に、「自分を直視するのが怖い」と言ってくれた方がいました。
どれだけ長い間自分を責め続けてきたか、それを誰かのせいにしてきたことも、見ないふりをしてきたことも、本当は知っているからです。
その方が周囲に感じている「もっと私を見てほしい。もっと認めてほしい。」という思いは、本当は長年置き去りにされた自分が自分自身に対して訴え続けている思いでした。
自分自身とつながったとき、その方の内面は、やっと気づいてくれたと喜んでいました。
真実を見る勇気を持つこと。
今のあなたがどんな状態であったとしても、
あなたの傷は、真実のあなたそのものではありません。
あなたの思い込みは、真実のあなたそのものではありません。
あなたが作ったルールは、真実のあなたそのものではありません。
そして、自分をごまかして生きるのをやめる勇気を持つこと。
あなたは本当はもう知っています。
真実は、決してあなたを傷つけないことを。
だから、自分で自分をごまかし、言い聞かせていることに気づいて、やめていくだけでいいのです。
そして、あなたが求めさえすれば、サポートが得られることも。
あなたは一人じゃないということも。