この仕事をしていて、常々思います。
「話を聞いてほしい」と思っている人がこんなにもたくさんいるのかと。
ちょっと話し始めただけで、思いが溢れて涙を流される方もいます。
人は、人に受け止めてもらったと感じると安心します。
わたしたちは、人の話を聞いているようでいて、
頭の中で判断してしまうことがあります。
次は何を話そうかと考えたり、人の話を聞いて自分の感情が勝手に動いたりします。
実は、よき聞き手に聞いてもらうと、本当の思いを話すことができます。
話しても話してもすっきりしないのは、
自分がほんとうに言いたいことが、自分でもまだわかっていないからなのです。
わたしたちが苦しいと感じるときは、自分自身とつながっていないサインです。
誰かにわかってほしいこと、聞いてほしいこと、
それは本当は自分自身に気づいてほしくて、繰り返し体験します。
ほんとうは、自分の思いを自分自身に受け止めてほしいのです。
さびしかったんだね、よくがんばったねと、シンプルに、ジャッジせず、抑えつけずに。
そうして、どんな自分も受け入れていくと、本音が出てきます。
「ほんとうは、こうしたかった!」という深い深い思い。
それはすべて、愛とつながっています。
頭で考えたきれいな答えではなく、
自分自身の中にある大きな愛とハートでつながったとき、世界は一変します。
あなたの中に湧いてくる、あたたかいもの。生きている実感。
それは、たしかにあるのです。
あなたの外側ではなく、あなたの内側に、脈々と息づいています。
自分とつながる、誰かとつながる、世界とつながる。
どこをスタートにしてもかまいません。
自分から、ハートでつながろうと意識してみてください。
そのために、今できる一歩はなんだろう?と、自分に問いかけてみてください。
難しいことじゃなくても、大丈夫!人生はとてもシンプルです。
自分の声をきく静かな時間をとる、家族の話を聞く、信頼できる人に話を聞いてもらう…
もしかしたら、何もする必要がないと気づく方もいるかもしれません。
だって、本当はすべてつながっているのですから。
あなたが決めた一歩、また一歩が、日々生きることそのものが、
あなたの魂の喜びとつながりますように。