専門家コラム

第13回/“捨てる基準”を決める

家事セラピスト

イエノコト株式会社

IENOKOTO

第13回/“捨てる基準”を決める

2014/12/15

今年も残すところ半月となり、年末の大掃除が気になるところですね。
家じゅうモノだらけでどこから手を付けてよいかわからず、なにもできないまま年が明けてしまった・・・という声をよく耳にしますが、片づけと掃除は別と考えましょう。
年末に片づけから始めようとすると時間がかかりすぎて、お掃除までたどりつかない!!なんてことになってしまいますよ。

大掃除はお正月の準備をするにあたって、“掃き清め拭き清め”気持ちよく歳神様をお迎えするための行事です。 家族全員が揃う1日を大掃除の日!としてイベントにしてはいかがでしょうか。
1年間の感謝を込めて、普段は手のまわらなかった高い所、水回りや床、玄関や窓や外回りを家族で力を合わせて一気に磨き上げ、気持ちよく新年を迎えましょう。

さて、そのまえに済ませておきたいお片付け。
自分なりのシステム(定位置・定量)とルール(捨てる基準)を作ると日々の暮らしが楽に回せるようになります。片づけは1回やったら終わりではなく、暮らしの中で繰り返しやる作業です。毎日やること、週1でやることなど自分の生活スタイルに照らし合わせて小さなところから取り組みましょう。

“捨てる”は暮らしの循環を回すエンジンですが、モノを捨てて少なくすることが目的ではありません。自分で選んで家に持ち込んだモノ。私が使うかな?使わないかな?と改めて考えることが自分の価値観をしっかり考える事にもつながります。

ただ、捨てるモノを選ぶ作業には大きなエネルギーが必要ですよね。

そんな時は少し考え方を変えて、私が好きなモノ、残したいモノを選ぶ作業と思うと楽に身体が動きますよ。ひとつひとつのモノと向き合ううちに、私はこれがいい!!と思えるお付き合いのしかたがみつかります。

1級家事セラピスト 木下理恵子(イエノコト株式会社)
 

イエノコト株式会社 プロフィール

イエノコトは暮らし方をリフォームする会社です。そこにはいつも【家事セラピスト】がいます。【家事セラピスト】はすっきりしたイエで心身すこやかに暮らすことを大切にしています。がんばりすぎず、程よく整った空間。自分らしく居心地の良い空間。いつもの暮らしがワンランク上の心地よさになるようなヒントを見つけにきてください。

⟨家事セラピストとは?⟩
家のモノとコトについてトータルに考え、クライアント(顧客)とともに行動するのが家事セラピストです。料理の専門家、掃除の専門家のように専門分化しない総合的な家事(暮らし)のプロとして、すっきりした暮らしの実現をお手伝いします。