専門家コラム

第7回/これは捨てられるのでは、と考えてみる

家事セラピスト

イエノコト株式会社

IENOKOTO

第7回/これは捨てられるのでは、と考えてみる

2014/06/15

家が片づかないと感じるときは
モノとの関係がうまくいっていないことが原因です。
“モノは使うためにある”と考えてみましょう。

使わないモノは持たない。使うモノを大切に持つ。
そう意識しながら日々を暮らしていると、
モノとのお付き合いがだんだんじょうずにできるようになります。

わたしたちの暮らしの中には
「使える」けれど「使わない」モノがたくさんあります。

すっきりさせたいな!と思っていても
どこから手を付けたらよいのかわからないときは
手軽にできる小さな場所から始めることをお勧めします。

梅雨のこの時期、傘立てを見直してみてはいかがでしょうか。
傘が取り出しにくい程ぎっちり差し込まれていませんか?
急な雨で買ってしまったビニール傘や
持ち手が細すぎて手になじまない傘などの出番はあるでしょうか?

「使える」と「使う」は似ているけれど違います。
新品同様のきれいなモノや、高かったモノでも、
現に使っていないモノならそれはいらないモノです。

“捨てる”とはゴミにするとは限りません。
リメイクしたり必要な人に譲ったり・・・
そう考えると少し楽にモノを手放せるのではないでしょうか。

これまでにお伝えしてきた捨て訓も
わたしは使うかな?
これは使えるけれど捨てられるのでは?
と意識しながら毎日の暮らしの中で活用してみてくださいね。

玄関に入ると傘立ては意外に目につくものです。
憂鬱な雨の日も
お気に入りの傘をさっと取り出して楽しくお出かけできますように。

1級家事セラピスト 木下 理恵子(イエノコト㈱)  

イエノコト株式会社 プロフィール

イエノコトは暮らし方をリフォームする会社です。そこにはいつも【家事セラピスト】がいます。【家事セラピスト】はすっきりしたイエで心身すこやかに暮らすことを大切にしています。がんばりすぎず、程よく整った空間。自分らしく居心地の良い空間。いつもの暮らしがワンランク上の心地よさになるようなヒントを見つけにきてください。

⟨家事セラピストとは?⟩
家のモノとコトについてトータルに考え、クライアント(顧客)とともに行動するのが家事セラピストです。料理の専門家、掃除の専門家のように専門分化しない総合的な家事(暮らし)のプロとして、すっきりした暮らしの実現をお手伝いします。